死にも生きも(娘子)

短歌 に関する記事

死にも生きも 同じ心と 結びてし
友や違はむ 我れも寄りなむ よみ人しらず

■ 訳

生も死も同じと誓い、約束している友達と(私)の考えは、同じものでしょう。
(友人の意見がそうであるならば)私も(翁の話に)従います。

■ 解説

「同じ心と」は同じ考えだと、「結びてし」は約束した、「違はむ」は違わない、といった意味になります。
前回までは反省でしたが、今回は協調による同意と読むことができます。

■ この詩が詠まれた背景

万葉集第十六巻(3797首目)に記載されている短歌です。
この短歌は、3791首目の長歌及び反歌を聞いた少女たちの詩となります。
この詩には反省ではなく、友人の意見に合わせて意見を変えた様子が詠まれています。

■ 豆知識

同じ日に○○すると誓った、といった表現はおそらく三国志の桃園の誓いに影響されたものではないでしょうか。
ちなみに、歴史書としての三国志が日本に伝来したのは、蘇我入鹿を董卓に見立てた表現があることから飛鳥時代後期といわれています。

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