なにすと(娘子)

短歌 に関する記事

なにすと たがひはをらむ いやもおも
友のなみなみ 我れも寄りなむ よみ人しらず

■ 訳

たとえどうなろうと、友人と意見が異なることなんて無いと思います。
友達と同じく、(翁の意見に)従います。

■ 解説

「なにすと(何すと)」はどのようになろうと、「たがひはをらむ(違ひは居らむ)」は違いはしない、「いやもおも(否も諾も)」は否応無く、「なみなみ」は同様、といった意味になります。
今回も前回と同様に、協調による同意と読むことができます。

■ この詩が詠まれた背景

万葉集第十六巻(3798首目)に記載されている短歌です。
この短歌は、3791首目の長歌及び反歌を聞いた少女たちの詩となります。
この詩においても反省ではなく、友人の意見に合わせて意見を変えた様子が詠まれています。

■ 豆知識

ネタバレになりますが、9人の娘は順に翁の意見に同意します。
詩には各人の性格がはっきりと現れてるので、それを読み解くのも楽しいかと思います。

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