はだすすき(娘子)

短歌 に関する記事

はだすすき 穂にはな出でそ 思ひたる
心は知らゆ 我れも寄りなむ よみ人しらず

■ 訳

ススキに(人目につく)穂が出るように、私の(貧しい)考えを指摘されてしまったようです。
私も(翁の意見に)従います。

■ 解説

「はだすすき」は穂の出たススキの様子で「穂に出る」にかかる枕詞、「思ひ」は考え、「知らゆ」は知ることが出来る、といった意味になります。
上では訳していますが、枕詞は訳さないのが通例となっています。これは、当時と現在では受ける感情異なるために正しく訳せないので、学術的には無理に訳さないことが良心となっているためです。(つまり、分からんものは分からんのです。)

■ この詩が詠まれた背景

万葉集第十六巻(3800首目)に記載されている短歌です。
この短歌は、3791首目の長歌及び反歌を聞いた少女たちの詩となります。
翁の話を聞いた上で自身の未熟さを知り、反省した様子が見られます。

■ 豆知識

「はだすすき」は枕詞(語調を整えたり、ある種の情緒を添える言葉)で、ススキの穂が旗を立てたように目立つことから「人目につくこと」を意味します。

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