時しもあれ(壬生忠岑)

短歌 に関する記事

時しもあれ 秋やは人の わかるべき
あるを見るだに こひしきものを 壬生忠岑

■ 訳

よりによって秋とは。ただ普通にと会うだけでも恋しい季節なのに・・・。

■ 解説

「時しもあれ」は、ほかの時もあるだろう、「わかる」は別れる、離別する、「あるを見る」はありのまま(人を)見る、「こひしき」は人恋しいをそれぞれ意味します。

■ この詩が詠まれた背景

この詩はは古今和歌集 第十六巻(哀傷歌 839首目)に収録されています。
古今和歌集の題名には「きのとものりが身まかりにける時よめる」(紀友則が亡くなった際に詠んだ)と書かれています。
この詩から友則が亡くなったのは秋であることが推測されます。

■ 豆知識

作者は壬生忠岑(みぶのただみね)で、古今和歌集の撰者の一人です。
小倉百人一首では三十首目に選歌されています。

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