いかに寝て(小大君)

短歌 に関する記事

いかに寝て 起くるあしたに いふことぞ
昨日をこぞと 今日をことしと 小大君

■ 訳

いつ(頃)寝て、いつ(頃)目覚めた明日(の、どの時間)から、昨日を去年、今日を今年って言うのかしら?

■ 解説

「いかに」はなぜ、どうして、あるいはどのように、「朝に」は明日、「いふことぞ」は言うのだろう(疑問)、「こぞと」は去年、「ことしと」は今年と、といった意味になります。

■ この詩が詠まれた背景

この詩は後拾遺和歌集 第一巻(春 第1首目)に収録されています。
題に「む月一日詠みはべりける」((睦月)一月一日に詠んだ)と書かれています。

■ 豆知識

作者は小大君(こおおきみ(こだいのきみ))で、三十六歌仙女房三十六歌仙の一人で女流歌人、東宮左近とも称されました。
藤原朝光(ふじわらのあさてる)と恋愛関係にあったことが伝えられています。

家集として「小大君集」がありますが、小野小町と混同されることがあり、栄花物語の作に新古今和歌集では小野小町の作とされているものが小大君作として収録されているなど、当時から歌の伝承に混乱があったようです。

栃木県真岡市の専修寺には国の重要文化財「紙本淡彩歌仙像(伊勢・中務・小大君)」が残されています。

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