■ 解説
「ますらを」は立派な男性(釈迦のこと)、「すすみさきたち」は先頭に立ち、「みつつ」は見ながら、「しのはむ」は偲んでいたことだろう、「ただ」は直接、「まさ」は確かに、といった意味になります。
■ この詩が詠まれた背景
この詩は薬師寺の仏足跡歌碑に刻まれた21首の詩の第六首目です。
六首目では五首目の伝承の続きが詠まれています。
■ 豆知識
「あふまでに」は体言止めですので、自身が成仏して彼岸に渡るまでという意味かと思われます。
■ 関連地図
釈迦は(弟子たちの)前を歩き、(弟子たちは)その足跡を見ながら偲んでいたことでしょう。
(私たちは仏足石を見て)直接会うまで(釈迦を)偲びましょう。確かに出会うまで偲びましょう。
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