しゃかのみあと(よみ人しらず)

仏足石歌体 に関する記事

しゃかのみあと いはにうつしおき
うやまひて のちのほとけに
ゆづりまつらむ ささげまうさむ よみ人しらず

■ 訳

釈迦の足跡を(仏足)石に写しおき、崇め奉ったのち、弥勒菩薩にお譲りしましょう。捧げましょう。

■ 解説

「みあと」は足跡、「いは」は仏足石、「のちのほとけ」は弥勒菩薩のこと、「ゆづりまつらむ」は譲り献上する(謙譲語)、「ささげまうさむ」は捧げて差し上げる(謙譲語)、といった意味になります。

■ この詩が詠まれた背景

この詩は薬師寺仏足跡歌碑に刻まれた21首の詩の第九首目です。

九首目では八首目の続きが詠まれています。

■ 豆知識

「のちのほとけ」は釈迦の次に仏陀になることが約束された菩薩(修行者)である弥勒菩薩を指しています。

■ 関連地図

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