このみあとを(よみ人しらず)

仏足石歌体 に関する記事

このみあとを まはりまつれば
あとぬしの たまのよそほひ
おもほゆるかも みるごともあるか よみ人しらず

■ 訳

この仏足石をぐるりと回り奉るなら、釈迦の美しいお姿を思うことだろう。見えてくるだろう。

■ 解説

「みあと」は仏足石、「まはりまつれば」は回り、奉るならば、「あとぬしの」は仏足石の主、つまり釈迦の、「たまのよそほひ」は美しい衣装、といった意味になります。

■ この詩が詠まれた背景

この詩は薬師寺仏足跡歌碑に刻まれた21首の詩の第十六首目です。

十六首目ではどのように仏足石を奉るのか、作法と思える内容が詠まれています。

■ 豆知識

詳細はよくわかりませんが、「まはりまつれば」とあることから、仏足石とは本来一周して奉るべきものなのかもしれません。

■ 関連地図

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