ほうらいの(与謝蕪村)

俳句 に関する記事

ほうらいの 山まつりせむ 老の春 与謝蕪村

■ 訳

(また一つ無事年を取ることができた。)蓬莱飾りを(蓬莱山のように)盛り付けて新春を祝おう。

■ 解説

「ほうらいの」は蓬莱飾り(新年の祝儀として客に出したりする飾り物でこれを食べると寿命が延びるとされてきました。なお、これは関西の呼び名で、江戸では食い積みと呼びます)の、「山」は(蓬莱飾りの)山(盛り付け)、蓬莱山、「まつりせむ」は祈願しよう、「老の春」は老いて迎える新春、をそれぞれ意味します。
なお、この詩の季語は「老の春」で春の季語です。

■ この詩が詠まれた背景

この詩は蕪翁句集(巻之上 1首目)に収録されています。
蕪村が安永4年(1775年)に詠まれた俳句で、当時、蕪村は60歳でした。

■ 豆知識

作者は与謝蕪村で、江戸時代の俳人、画家です。
摂津国東成郡毛馬村(大阪市都島区毛馬町)出身で、本名は「谷口信章」、あるいは「谷信章」と言われています。

俳人として知っている人は多いかと思いますが、画家としても素晴らしい業績を残しており、2014年にも蕪村が描いた蜀桟道図がシンガポールで見つかったことが話題になっています。

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