願はくは(西行法師)

辞世の句 に関する記事

願はくは 花のもとにて 春死なむ
その如月の 望月のころ 西行法師

■ 訳

どうせ死ぬのなら花の咲き乱れる春に死にたいな。
(旧暦)二月の満月の頃に。

■ 解説

「如月(きさらぎ)」は二月(旧暦)、「望月」は満月、をそれぞれ意味します。

■ この詩が詠まれた背景

この詩は西行法師の辞世の句です。
生前この詩を詠んでいたのですが、実際にこの詩通りの時期に亡くなったそうで、当時定家や慈円に共感を呼んだそうです。

■ 豆知識

作者は西行法師です。

西行法師が亡くなったのは現在の大阪府南河内郡河南町にある弘川寺です。
弘川寺の敷地内には西行堂という、お堂が作られています。

■ 関連地図

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