動かねば(沖田総司)

辞世の句 に関する記事

動かねば 闇にへだつや 花と水 沖田総司

■ 訳

(もう)動けない(私は)闇で遮られたあの世から、華々しい活躍をされる皆さんを、三途の先から見守っています。

■ 解説

「へだつ」は遮る、を意味します。
とりあえず当サイトでは花を新選組の仲間、水を三途の川として訳していますが、一般的には「動かねば」を戦わなければ、「闇」を死、「花」を土方、「水」を沖田として解説されているようです。
なお、この詩が辞世の句であるという根拠は乏しく、本物かどうかは疑問視されています。
(ちなみに古文において「闇」は(煩悩の多い)現世を指します。
水が無ければ花は咲かないので、花と水で例えるのは不適切な気がします。
さらに花は散ってしまうことが前提となりますので、辞世として詠むには不吉過ぎる気もします。)

■ この詩が詠まれた背景

この詩は新撰組一番隊隊長、沖田総司が病床で詠んだ辞世の句と言われています。
なお、新撰組の組長である近藤勇は沖田が亡くなる約1か月前に処刑され、亡くなっています。

■ 豆知識

作者は沖田総司(おきたそうじ)です。
天然理心流の門下生で、新撰組組長である近藤勇や副長の土方歳三とは同門に当たります。

天然理心流は総合武術を主とする流派で、剣術だけでなく柔術や棒術も行っていました。
沖田は天然理心流五代目伝承者塾頭に選ばれており、その技量は新撰組の中でもトップで、大正時代まで生き抜いた永倉新八によれば、土方歳三ですら子ども扱いだったそうです。
一突きの間に三段突くという三段突きが得意であったとされていますが、これに関しては後世の創作と言われています。

沖田は東京都港区にある専称寺に眠っていますが、一部の心無いファンによる被害が出たため、現在では厳格なルールの元、年に一度だけ参拝が可能となっています。

■ 関連地図

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