こよひこむ(そせい)

短歌 に関する記事

こよひこむ 人にはあはじ たなばたの
ひさしきほどに まちもこそすれ そせい

■ 訳

今晩おいでになる方とはお逢いしないでおきましょう。
織姫が長い間(彦星に)逢えないほど、待つわけではないのですから。

■ 解説

「こよひこむ(今宵来む)」は今夜来る、「あはじ」は逢わない(”じ”は打消し)、「たなばた」は織姫、「まちもこそすれ」は待ったとしても(長い間逢えない)ことはない、をそれぞれ意味します。

■ この詩が詠まれた背景

この詩は古今和歌集 第四巻(秋歌上 177首目)に収録されています。
「題しらず」となっているため、題はありません。

■ 豆知識

作者は素性(そせい)で、三十六歌仙の一人です。
小倉百人一首では、21首目 「今こむと いひしばかりに 長月の…」が選歌されています。

この詩は待つ女性の気持ちを代弁して詠まれたものです。
七夕伝説を詠んでいることから、旧暦7月7日前後に詠んだものと思われます。

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