いざや寝ん(与謝蕪村)

俳句 に関する記事

いざや寝ん 元日はまた 翌のこと 与謝蕪村

■ 訳

さあ、とっとと寝てしまおう。元日なんて言ったって、ただの翌日の事だよ。

■ 解説

「いざ」はさあ、「翌(あす)」は次の日、をそれぞれ意味します。
季語は「元日はまた 翌」で大晦日(暮)に相当するため冬です。

■ この詩が詠まれた背景

この詩は蕪村遺稿に収録されている俳句で、題に「除や(除夜)」と書かれています。

■ 豆知識

作者は与謝蕪村(よさぶそん)で、江戸時代の俳人、画家です。
江戸時代を代表する俳人の一人ですが、画家としても素晴らしい業績を残しており、多くの作品が重要文化財、国宝に指定されています。

蕪村は松尾芭蕉の大ファンで、芭蕉をテーマにした画題で絵を描いたり、芭蕉が住んでいたとされる金福寺(こんぷくじ)の芭蕉庵を再興して、自らも死後はその地に葬るように遺言したそうです。

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