春さらば(藥師高氏義通)

短歌 に関する記事

春さらば 逢はむと思ひし 梅の花
今日の遊びに 相見つるかも 藥師高氏義通

■ 訳

春になったら逢おうと思っていた梅の花よ。
今日の宴で(またお前に)逢えたんだなあ。

■ 解説

「春さらば(はるさらば)」は春になったら、「相見つるかも(あひみつるかも)」は対面できたのだなあ(「かも」は詠嘆)、をそれぞれ意味します。

■ この詩が詠まれた背景

この詩は万葉集 第五巻(雜歌)835首目に収録されています。
以前紹介した、大宰帥であった大伴旅人の屋敷で行われた宴会の席で詠まれた詩です。

■ 豆知識

作者は高氏義通(かうしのぎつう)です。
高氏の本姓は「高丘」、「高田」、「高橋」、「高向」、「高屋」、「高安」、「高」、「高麗」などの可能性が考えられていますが、分かっていません。

明治六年に出版された皇国名医伝(42コマ目)には、張福子とともに同時代に活躍した名医として高義通の名で記されています。

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