天が下(鼠小僧次郎吉)

辞世の句 に関する記事

天が下 古き例は しら浪の
身にぞ鼠と 現れにけり 鼠小僧次郎吉

■ 訳

先人(盗賊)達の例に漏れず、オイラがねずみ小僧だってこと、世間中に知れ渡っちまったなぁ。

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この世をば(十返舎一九)

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この世をば どりゃおいとまに 線香の
煙とともに はい左様なら 十返舎一九

■ 訳

そろそろこの世をお暇するよ。
線香の煙と一緒に、はい、さいなら!

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たらいから(小林一茶)

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たらいから たらいへうつる ちんぷんかん 小林一茶

■ 訳

人生って訳分からん。

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散りぬべき(細川ガラシャ)

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散りぬべき 時知りてこそ 世の中の
花も花なれ 人も人なれ 細川ガラシャ

■ 訳

桜も人も散るべき時を知っているからこそ桜であり人なのです。
これが世の習いなのですよ。

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石川や(石川五右衛門)

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石川や 浜の真砂は つきるとも
世に盗人の 種はつくまじ 石川五右衛門

■ 訳

オレ(石川五右衛門)や浜一面のこまけぇ砂が無くなったとしても、世の中に盗人(悪人)がいなくなることなんざありえねぇ。

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