いかづちの(よみ人しらず)

仏足石歌体 に関する記事

いかづちの ひかりのごとき
これのみは しにのおほきみ
つねにたぐへり おづべからずや よみ人しらず

■ 訳

雷光のように短い私の一生は常に死と共にあるようなものです。恐れてはいけません。

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よつのへみ(よみ人しらず)

仏足石歌体 に関する記事

よつのへみ いつつのものの
あつまれる きたなきみをば
いとひすつべし はなれすつべし よみ人しらず

■ 訳

四蛇、五蘊が集まって出来たこの汚れた身なんて、厭い出家してしまおう。別かれ出家してしまおう。

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ひとのみは(よみ人しらず)

仏足石歌体 に関する記事

ひとのみは えがたくあれば
のりのたの よすかとなれり
つとめもろもろ すすめもろもろ よみ人しらず

■ 訳

人として生まれることは大変幸運なことです。仏法を守ることができます。
たくさん(仏道)修行しましょう。みんなに勧めましょう。

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おほみあとを(よみ人しらず)

仏足石歌体 に関する記事

おほみあとを みにくるひとの
いにしかた ちよのつみさへ
ほろぶとぞいふ のぞくとぞきく よみ人しらず

■ 訳

この偉大な仏足石に参拝する人の過去、永遠の罪でさえ消滅するといいます。拭い去ると聞きます。

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このみあとを(よみ人しらず)

仏足石歌体 に関する記事

このみあとを まはりまつれば
あとぬしの たまのよそほひ
おもほゆるかも みるごともあるか よみ人しらず

■ 訳

この仏足石をぐるりと回り奉るなら、釈迦の美しいお姿を思うことだろう。見えてくるだろう。

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