しゃかのみあと(よみ人しらず)

仏足石歌体 に関する記事

しゃかのみあと いはにうつしおき
うやまひて のちのほとけに
ゆづりまつらむ ささげまうさむ よみ人しらず

■ 訳

釈迦の足跡を(仏足)石に写しおき、崇め奉ったのち、弥勒菩薩にお譲りしましょう。捧げましょう。

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このみあとを(よみ人しらず)

仏足石歌体 に関する記事

このみあとを たづねもとめて
よきひとの いますくにには
われもまゐでむ もろもろをゐて よみ人しらず

■ 訳

この足跡を追いかけて天国に私も参ります。すべての人々を連れて参ります。

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ますらをの(よみ人しらず)

仏足石歌体 に関する記事

ますらをの ふみおけるあとは
いはのうへに いまものこれり
みつつしのへと ながくしのへと よみ人しらず

■ 訳

(この)りっぱな男(釈迦)の踏んだ足跡は石の上に今も残っています。
(仏足石を)見ながら偲びましょう、永遠に(仏陀を想って)偲びましょう。

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ますらをの(よみ人しらず)

仏足石歌体 に関する記事

ますらをの すすみさきたち
ふめるあとを みつつしのはむ
ただにあふまでに まさにあふまでに よみ人しらず

■ 訳

釈迦は(弟子たちの)前を歩き、(弟子たちは)その足跡を見ながら偲んでいたことでしょう。
(私たちは仏足石を見て)直接会うまで(釈迦を)偲びましょう。確かに出会うまで偲びましょう。

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いかなるや(よみ人しらず)

仏足石歌体 に関する記事

いかなるや ひとにいませか
いはのうへを つちとふみなし
あとのけるらむ たふとくもあるか よみ人しらず

■ 訳

一体(他に)どのような人がいらっしゃるのだろうか。
石の上をまるで土のように踏み、足跡を残されたのだろう。なんと尊いのでしょう。

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