このみあと(よみ人しらず)

仏足石歌体 に関する記事

このみあと やよろづひかりを
はなちいだし もろもろすくひ
わたしたまはな すくひたまはな よみ人しらず

■ 訳

この仏足石から幾千万の光を出して、すべての人々をお救いください。
彼岸へお渡しください、迷いからお救いください。

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よきひとの(よみ人しらず)

仏足石歌体 に関する記事

よきひとの まさめにみけむ
みあとすらを われはえみずて
いはにゑりつく たまにゑりつく よみ人しらず

■ 訳

釈迦がまだ生きておられた当時であればじかに見ることもできたでしょうけど、私たちは足跡すら見ることができないので、岩に彫刻したり、玉に彫刻して(仏陀を)偲ぶのです。

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みそちあまり(よみ人しらず)

仏足石歌体 に関する記事

みそちあまり ふたつのかたち
やそくさと そだれるひとの
ふみしあとどころ まれにもあるかも よみ人しらず

■ 訳

三十二相八十種好が備わっている人の踏んだ足跡は、なんて貴重なものなのだろうか。

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みあとつくる(よみ人しらず)

仏足石歌体 に関する記事

みあとつくる いしのひびきは
あめにいたり つちさへゆすれ
ちゝはゝがために もろひとのために よみ人しらず

■ 訳

仏足石を作る石の響きは、天まで届き、大地を揺るがす。
父母のために、みんなのために。

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