けふはけふの道の(種田山頭火)

俳句 に関する記事

けふはけふの道のたんぽぽさいた 種田山頭火

■ 訳

今日(歩いた道には)今日(歩いた)道のタンポポが咲いた。

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湯殿山(曾良)

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湯殿山 銭ふむ道の 泪かな 曾良

■ 訳

(本殿の無い)湯殿山(神社)の道にはたくさんのお賽銭が道一杯になるほど捧げられている。
なんと信仰厚く尊い事であろうかと思い、涙した。

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語られぬ(松尾芭蕉)

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語られぬ 湯殿にぬらす 袂かな 松尾芭蕉

■ 訳

(行者の法に従い)語ることができない(素晴らしい体験であった出羽三山)。
湯殿山まで下山して(素晴らしかったその体験談を言葉に出来ないことに)涙で袂を濡らしてしまう。

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雲の峯(松尾芭蕉)

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雲の峯 幾つ崩て 月の山 松尾芭蕉

■ 訳

昇り立っては崩れ、常に姿を変える入道雲の峰。
そんな(雲の隙間から姿を見せる不動の)月山の(雄大な)姿よ。

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涼しさや(松尾芭蕉)

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涼しさや ほの三か月の 羽黒山 松尾芭蕉

■ 訳

なんという涼しさなのだろう。
(薄い雲と霧が掛った)三日月のぼんやりとかすかな(光が照らす)羽黒山よ。

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