有難や(松尾芭蕉)

俳句 に関する記事

有難や 雪をかほらす 南谷 松尾芭蕉

■ 訳

ありがたいことだ。この南谷まで残り雪の涼しさがほのかに立ち込めている。

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五月雨を(松尾芭蕉)

俳句 に関する記事

五月雨を あつめて早し 最上川 松尾芭蕉

■ 訳

辺りに降った梅雨を集めた最上川。
なんとすさまじい勢いで流れているのだろうか。

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閑さや(松尾芭蕉)

俳句 に関する記事

閑さや 岩にしみ入 蝉の声 松尾芭蕉

■ 訳

立石寺の静寂さは、まるでセミの鳴き声でさえ岩に染み入っているかのようだ。

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蠶飼する(曾良)

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蠶飼する 人は古代の すがた哉 曾良

■ 訳

蚕を(甲斐甲斐しく)育てている人の様子は、遥か昔から連綿と続く姿なのだなぁ。

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まゆはきを(松尾芭蕉)

俳句 に関する記事

まゆはきを 俤にして 紅粉の花 松尾芭蕉

■ 訳

辺り一面に咲き誇るベニバナを見ると、眉掃きを(使う女性の姿)が浮かび上がってくるよ。

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