あやめ艸(松尾芭蕉)

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あやめ艸 足に結ん 草鞋の緒 松尾芭蕉

■ 訳

明日は端午の節句だ。
頂いたわらじの緒を締めて、さぁ出かけよう。

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桜より(松尾芭蕉)

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桜より 松は二木を 三月越シ 松尾芭蕉

■ 訳

(遅咲きの)桜から三か月、武隈の松は(私を)待っていてくれたよ。

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笠嶋は(松尾芭蕉)

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笠嶋は いづこさ月の ぬかり道 松尾芭蕉

■ 訳

(藤原実方ゆかりの)笠島はどっちだろう。五月雨でぬかるんだ道(では思うように進めないよ。)

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笈も太刀も(松尾芭蕉)

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笈も太刀も 五月にかざれ 帋幟 松尾芭蕉

■ 訳

武勇の誉れ高い武蔵坊弁慶が使ったという笈も、義経の太刀も、紙幟のように端午の節句として飾ればよいのではないだろうか。

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早苗とる(松尾芭蕉)

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早苗とる 手もとや昔 しのぶ摺 松尾芭蕉

■ 訳

早苗を取っている手元を見ていると、昔行われていた信夫捩ぢ摺りの手つきを彷彿とさせて偲ばれるよ。

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