梅の花(小令史田氏肥人)

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梅の花 今盛りなり 百鳥の
声の恋しき 春来るらし 小令史田氏肥人

■ 訳

梅の花は今満開だ。
さまざまな鳥の鳴き声が恋しい春が来るに違いない。

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年のはに(大令史野氏宿奈麻呂)

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年のはに 春の来らば かくしこそ
梅をかざして 楽しく飲まめ 大令史野氏宿奈麻呂

■ 訳

毎年春がやってきたら、(盛り上がっている)今のように梅を髪飾りにして楽しく(酒を)飲もう。

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梅の花(神司荒氏稲布)

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梅の花 折りてかざせる 諸人は
今日の間は 楽しくあるべし 神司荒氏稲布

■ 訳

梅の花を手折って髪飾りにしている皆さんは、今日一日中楽しんでいるに違いない。

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春なれば(壹岐守板氏安麻呂)

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春なれば うべも咲きたる 梅の花
君を思ふと 夜寐も寝なくに 壹岐守板氏安麻呂

■ 訳

春になると、いかにも(立派な)梅の花が咲いたよ。
あなた(梅の花)のことを思うと夜も寝られないよ。

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万代に(筑前介佐氏子首)

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万代に 年は来経とも 梅の花
絶ゆることなく 咲きわたるべし 筑前介佐氏子首

■ 訳

年月が流れても、きっと永遠に梅の花は途切れることなく咲き続けるに違いない。

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